

GoProを使っていると、動画を撮影する機会が多くなると思います。
映像撮影には、基本となるカメラワークというものが存在します。今回は、GoProで特に使えるカメラワークを5つピックアップしました。
ぜひ、あなたのGoPro映像制作にお役立てください。
目次
GoProで知っておきたい基本のカメラワーク術
- 固定撮影
- パン
- ティルト
- トラック
- 主観ショット(POV)
カメラワークとは、被写体に対してどういったカメラの動きをするかということです。
今回は、GoProで使えるカメラワークを5つピックアップしました。どれもカメラワークの基本となるものなので、ぜひ、あなたのGoProの映像に取り入れてみてください。
固定撮影(フィックス)
固定撮影(フィックス)は、名前の通りカメラを固定して撮影する撮影方法です。
カメラワークの基本中の基本が、固定撮影です。
GoProで撮影する場合は、どうしても被写体を追いかけながら撮影するトラック(後述します)撮影がメインになりがちですが、固定撮影は客観的な映像を撮影できるので、意図しながら、映像作品に取り入れるとまた緩急のつく映像を作れます。
固定撮影では、なるべく手ブレを防ぐために三脚などで固定しながら撮影するのをオススメします。
GoProアクセサリーのショーティーfa-amazonやゴリラポッドfa-amazonなどの三脚が手軽で使いやすいです。
fa-arrow-circle-rightGoProでオススメの三脚のまとめ【タイムラプスや固定撮影に便利】
パン(横に振る)
パン撮影は、カメラを左から右、あるいは右から左に視点を移動させる撮影方法です。
水平な横長の撮影ができるので、ビーチや山などの風景を広大な映したり、被写体を水平に追っかけるなどのカメラワークが行えます。
ティルト撮影(縦に振る)
ティルト撮影は、パン撮影が水平な動きに対して、縦の動き、つまり垂直な動きで撮影する方法です。
縦長の被写体を撮影する時にもちいられたり、空にアングルを合わせてから、海辺をティルトダウンして撮影したりなどがあり、基本的な効果は、パンの特性に似ています。
ドリーイン&ドリーアウト
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こちらの映像は、ドリーインとドリーアウトを組み合わせたトランジション映像です。
- ドリーイン - 被写体にカメラを近づける撮影方法
- ドリーアウト - 被写体にカメラを遠ざける撮影方法
GoProではよく多用されるカメラワークのひとつです。遠近感や立体感を表現できるので、とても映像にダイナミックな効果を与えてくれます。
カメラトランジションにも応用が効くので、ぜひ使ってみてください。
トラック
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この映像は、友人のスケボーを追いかけて撮影している映像です。
トラックは、被写体をカメラで追っかける撮影方法です。
特にアクティビティで活躍するGoProは、動き出す被写体をGoProで追っかけて撮影するシーンがたくさんあるので、知らず知らずにトラック撮影をしていると思います。
「パン撮影と何か違うの?」と思う方もいると思いますが、基本的にパン撮影は、カメラを固定して、カメラの視線を変える。トラック撮影は被写体にカメラごと追いかけるという違いがあります。
トラック撮影は、被写体との距離が近くなるので、よりリアルなアクティビティ感をカメラにおさめることができます。
主観ショット(POV)
主観ショットとは、POVと言われ、「Point of View Shot」の略になります。どういったカメラワークというと、カメラの視線を演者の目線に合わせることにより、臨場感を演出できる撮影方法です。
通常のカメラだと難しいPOVですが、小型なカメラであるGoProなら、POVに適したアクセサリーを使えば、簡単に撮影することができます。
POVでは、カメラの目線を演者の目線に合わせることによって、まるでその映像を体験しているかのような臨場感を得られるので、アクティビティ関連の映像には、とても相性抜群です。
GoProの特徴を活かせるPOVは、バシバシ使ってほしい撮影方法です。
fa-arrow-circle-rightPOV撮影をサポートしてくれるGoProアクセサリーまとめ
GoProでは使えないけど、覚えておきたいカメラワーク
- ズームイン&ズームアウト
- フォーカスイン&フォーカスアウト
こちらはカメラワークの補足です。
GoProの機能では、扱えないカメラワークですが、カメラワークの基本となっているものを紹介します。
GoProでは使えませんが、こういう撮影方法もあるんだな程度で覚えておくといいでしょう。
ズームイン&ズームアウト
ズームインとズームアウトは、カメラのズーム。つまり焦点距離を変えるカメラワークです。
GoProにもズーム機能は付いていますが、動画撮影中には、ズームして焦点距離を変えることができません。
ズームインで、被写体の詳細な部分を映したり、ズームアウトで、視点を広げ全体像を見せたりすることができます。
フォーカスイン&フォーカスアウト
フォーカスインとフォーカスアウトは、カメラのピントをズラして、ボケみを出したり出せなかったりと見せたい部分を演出することができます。
GoProでは、ピントズラすために必要な「F値」を変えることができないので、フォーカスインやフォーカスアウトは使えません。
ボケみは、みんな大好きな演出なので、GoProの今後のアップデートに期待しましょう!
まとめ
カメラワークで、ワンシーンを切り取る時のコツは、始めと終わりにひと呼吸置くということです。
これを例にするとこいうことです。
■使いやすい映像素材のコツ
- 撮影スタート
- 数秒フィックスショット
- カメラワーク
- 数秒フィックスショット
- 撮影おわり
映像の始めと終わりに、1,2秒のフィックス映像を入れることにより、断然編集で使いやすい映像素材にすることができます。
ぜひ、取り入れて、GoProライフを楽しんでください!