
ランクトラッカーは、キーワードの順位を追っかけるだけではなく、競合サイトを見つけたり、競合サイトとのキーワード比較をできたりとかなり高機能な検索順位チェックツールです。
そこで、2年間ランクトラッカーを使っている僕が、より実践的なランクトラッカーの使い方を紹介します。
本記事の内容
- ランクトラッキングのより効果的な使い方
- ランクトラッカーの利用すべき3つの機能
本記事では、ランクトラッカーのメイン機能である「ランクトラッキング」に追加すると効果的なタグ付けやキーワードグループの使い方。
ランクトラッキング機能以外に使うべき、3つの機能の使い方を紹介していきます。
目次
ランクトラッカーの実践的な使い方【ランクトラッキング以外の機能も使いこなそう】
「ランクトラッカー」をまだダウンロードしていない方や、ランクトラッカーをまだよくわらない方は、一度こちらの記事を読んでいただければ、ランクトラッカーがどういったツールなのかご理解出来ると思うので、一度参考にしてみてください。
fa-arrow-circle-right関連記事ランクトラッカーとは|特徴や機能、料金や導入手順を解説【高機能な検索順位チェックツールを使いこなそう】
それでは、僕のオススメのランクトラッカーの使い方をご紹介します。
ターゲットキーワード(ランクトラッキング)
- キーワードグループ(キーワードをグループ別に分類する)
- 検索クエリ(キーワードを検索クエリ別に分類する)
- 顧客フェーズを分類(キーワードを顧客別に分類する)
ランクトラッカーのメイン機能である「ランクトラッキング」は、指定したキーワードの順位を追いかけてくれる便利な機能ですが、これにキーワードのタグ付けや顧客フェーズの分類などを追加していくと、どういったキーワードが上がった下がった確認するのに便利なので、ぜひ活用してみてください。
キーワードグループ
fa-folder-openターゲットキーワード >> キーワードマップ
僕のブログのような雑記ブログだと、たくさんのテーマをあつかった記事が増えていきます。この場合、キーワードごとにグループ分けすると、キーワードのランク分析やSEO分析を見るときに整理されているので、キーワードの情報を把握しやすいです。
「キーワードグループ」の作成方法
- 手順①:「グループ化解除済」のキーワードからグループ分けしたいキーワードを選択
- 手順②:選択したキーワードを右クリックして、「キーワードグループに移動」を選択
- 手順③:新しくグループ名を入力して、キーワードグループを作成し、キーワードを移動させる
キーワードのグループは、「手順③」でグループを作ることで、「キーワードのグループ」にグループ項目を追加できます。
キーワードをグループ分けするときは、複数選択して、一度に多くのキーワードをグループ分けすると効率よくグループ分けできます。
また、フィルター機能で、キーワードを絞ってから「すべてを選択」などで、まとめて移動させると簡単に仕分けできるのでおすすめです。
検索クエリ
キーワードに「検索クエリの種類」をタグ付けしておくのも、おすすめの施策です。
検索クエリとは、検索キーワードの単語や複数の単語(関連キーワード)のフレーズなどのことを言い、主に検索意図を把握するのにとても役立ちます。
4種類の検索クエリ
クエリの種類 | クエリの特徴 |
---|---|
Doクエリ | アクション(行動、購入)したい |
Knowクエリ | 情報を知りたい。悩みや問題を解決する方法を知りたい |
Goクエリ | 特定のサイトや特定の場所に行きたい |
Buyクエリ | 購入したい |
キーワードに対して、「検索クエリ」のタグ付けをしておけば、このキーワードはどういう検索意図のワードだったか把握しやすいですし、何より、クエリ別にフィルターをかけられるようになりますので、検索順位を変動をチェックするときに役立ちます。
fa-arrow-circle-right関連記事4種類の検索クエリ(Do・Know・Go・Buy)を知って検索意図を掴もう!
クエリ別に検索する方法
- 手順①:ランクトラッカーの検索フィルターから「タグ」を選択
- 手順②:「タグ」から「含有」または「等号」を選択し、フィルタリングしたい「検索クエリ」を入力
「含有」は、そのタグを含む。「等号」は、そのワードのタグのみをフィルタリングします。
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検索フィルターで、フィルタリングしたい検索クエリを入力すれば、上記の画像のように簡単にタグ付けされているキーワードを抽出できます。
顧客フェーズの分類
潜在顧客 | その商品やサービスを知らない顧客 |
---|---|
見込み客 | その商品やサービスを知っていて、興味や関心度が高い顧客 |
新規顧客 | その商品を購入。またはサービスを利用する顧客 |
既存顧客(リピーター) | 商品やサービスを購入または利用した。あるいは継続的に使用している顧客 |
アフィリエイトなどで、商品やサービスを売りたいと思ったときに、制作している記事がどの顧客フェーズに向けている記事なのかを把握することは、とても大事なことです。
本記事を例題にするなら、この記事は「ランクトラッカー」の既存顧客(リピーター)向けのハウツー記事になります。
既存顧客向けの記事は、すでにユーザーが商品やサービスを購入しているため、新しく成約を取ることはできません。新しく成約を取るには、「潜在顧客」「見込み客」「新規顧客」に向けての記事制作が必要です。
こういった顧客のフェーズをランクトラッカーのタグ付け機能に追加しておくと、どの顧客フェーズ向けの記事が上がったか下がったかを整理しやすいので、ぜひ活用してみてください。
実際に、「顧客フェーズ」をタグ付けしてみる
顧客フェーズのタグ付け
- 潜在顧客:潜在
- 見込み客:見込み
- 新規顧客:新規
- 既存顧客:既存
実際にタグ付けするときは、「潜在顧客」とはタグ付けせずに、「潜在」などで略して、入力しておくのがおすすめです。記事によっては、見込み客と新規顧客向けが重なる場合もあるので、その時はふたつともタグ付けしてしまいましょう!
収益を狙ったキラーページは、「キラぺ」とタグ付けしておくのもおすすめです。
競合他社の研究とキーワード調査
- ドメインの競合他社(競合サイトを見つける)
- キーワードギャップ(他社サイトとキーワード比較が出来る)
- ランキングキーワード(指定したサイトのキーワードの検索順位が見れる)
僕がランクトラッキング以外で、よく使っている機能はこの3つです。どれも素晴らしい機能なので、ぜひ参考にして、ランクトラッカーを使いこなしてみてください。
ドメインの競合他社
どういう風に使えるの?
- ①自分のサイトの競合サイトを見つけられる
- ②新しく取り組もうとするジャンルの競合サイトを見つけられる
fa-folder-open競合他社の研究 >> ドメインの競合他社
「ドメインの競合他社」では、入力したURLのドメインの競合サイトをピックアップしてくれます。
自分のサイトの競合サイトを見つけられる
ドメインの競合他社は、入力したドメインの検索キーワードと重なっているサイトを抽出してくれます。
つまり、あなたのサイトで獲得しているキーワードと類似性が高いサイトなので、ベンチマークして、リストアップしておくことをおすすめします。
新しく参入するジャンルの競合サイトを見つける
この「ドメインの競合他社」は、あなたのサイトのドメイン以外にも、他社サイトの競合ドメインも調べることができます。
これは新しく参入しようと思っているジャンルの競合サイトを調べ上げることができます。
例えば、「VOD」ジャンルに参入しようと思えば、一度、グーグルで「vod おすすめ」や「vod 比較」などのサジェストキーワードで検索しますよね。その時に検索上位に来るサイトのURLを「ドメインの競合他社」に入力しましょう。
そうすると、VODジャンルで、キーワードを多く獲得しているサイトをたくさん見つけられます。そういったサイトは完成度が高いので、案件の訴求の仕方。導線の配置。キーワード選定などの研究の学びになります。
fa-arrow-circle-right関連記事【キーワード取得】おすすめのサジェストツール5選|SEO対策に役立てよう!
「ドメインの競合他社」の使い方
- 手順①:日本向けの設定にする
- 手順②:あなたの「ブログのURL」または、「競合のURL」を入力
- 手順 ③:「サーチ」をクリックして、競合サイトを調べる
最初の設定では、「English」になっていると思うので、「Japan」に設定します。
「デスクトップ」と「携帯」を選ぶことができます。これは「PCで表示される検索結果」と「スマホで表示される検索結果」が多少異なることがあるからです。
現在は、スマホでのトラフィックが多いサイトがほとんどだと思いますので、「携帯」の設定でもいいと思います。
「TOP20」は、分析する結果の範囲を調整します。上位10から上位100までの範囲で設定できます。
あとは、あなたの「ブログのURL」か、「競合サイトのURL」を入力して、検索をかければ、競合サイトを洗いざらいにしてくれます。
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本ブログは、雑記ブログなので、該当する競合サイトは、ジャンルがまばらになりがちですが。特化ブログであれば、そのジャンルに特化した競合サイトを見つけられると思います。
キーワードギャップ
「キーワードギャップ」は、自分のサイトのキーワードと競合のサイトの獲得しているキーワードの検索順位や、競合サイトが持っていて、あなたのサイトが持っていないキーワードを見つけたりできる機能です。
キーワードギャップは、かなり使える機能なので、上述した「ドメインの競合他社」で見つけた競合サイトを自分のサイトと比較して、まだ持っていないキーワードを発見しましょう。
キーワードギャップの使い方
ターゲット地域 | ターゲットの地域を指定します。(通常は「Japan」の設定にしておきましょう) |
---|---|
デバイス | 検索結果のデバイスを指定できます。デスクトップかモバイルです。 |
検索のタイプ | 分析に含める結果のタイプを選択します。(有機=オーガニック検索なので、有機の設定にしておきましょう) |
検索結果の範囲 | 分析する結果の範囲を調整できます。上位10から上位100まで(始めにTOP20から検索をかけて、微調整していくのがおすすめです) |
ターゲットの設定 | ターゲットのドメイン範囲を指定できます。(通常は「ドメインとサブドメイン」で大丈夫です) |
キーワードギャップで比較できるサイトは、自分のブログだけではなく、「競合サイト&競合サイト」でフィルターをかけることもできます。
交差されるキーワード数が少ない場合は、「ページのトップへ」の検索結果の範囲を大きくしましょう。
競合サイトは、一度に最大5つまで同時にフィルタリングが可能です。
交差モードについては、後述します。
交差モード
交差モード | 交差モードの概要 |
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ターゲットドメインの取得キーワードを比較 |
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ターゲットドメインのキーワードを主軸に、競合サイトの交差しているキーワードを比較 |
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ターゲットドメインのキーワードを主軸に、全ての競合サイトの交差しているキーワードを比較 |
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競合サイトのキーワードを主軸に、ターゲットドメインの交差しているキーワードを比較 |
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全ての競合サイトのキーワードを主軸に、ターゲットドメインの交差しているキーワードを比較 |
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ターゲットドメインと競合サイトのキーワード全てを比較 |
キーワードギャップは、この交差モードの切り替えによって、あなたのサイトが獲得しているキーワードをメインにするか、競合サイトが獲得しているキーワードをメインにするかなどをフィルタリングできます。
格上の競合サイトとギャップ比較するときは、相手のキーワードを主軸にした交差モードを選んで、フィルタリングすると、競合サイトが獲得していて、自分のサイトで獲得していないキーワードの発見に見つかります。
逆に、最近著しく伸びてきたサイトの場合は、一度自分のサイト主軸の交差モードを選んで、順位比較してみる使い分けもおすすめです。
検索の結果 | 有機(オーガニック検索) |
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検索結果の範囲 | TOP20 |
交差モード | 競合他社のキーワード |
今回は、僕のブログでも使われている「ダイバー」の公式サイト(https://tan-taka.com/diver-demo)を対象にキーワードギャップを使わせていただきました。
このように競合サイトが獲得しているキーワードを簡単に比較することができます。キーワードもランクトラッキングに追加できるので、狙ってみたいキーワードがあれば追加しておきましょう!
ランキングキーワード
fa-folder-openキーワード調査 >> ランキングキーワード
「ランキングキーワード」は、入力したサイトの獲得している「キーワードの検索順位」や「記事のURL」などを一覧でみることが出来る便利な機能です。
今回は、僕のブログのランキングキーワードですが、競合ブログのキーワードもまる裸に出来るので、ぜひ、ベンチマークしている競合サイトがどのようなキーワードを獲得しているのかチェックしておきましょう。
まとめ
ランクトラッカーのランクトラッキング機能は、非常に優れた機能ですし、今回紹介したタグ付けやグループ分けを活用するとさらに効果測定を効果的に測れます。
ランクトラッキング機能以外の、「ドメインの競合他社」「キーワードギャップ」「ランキングキーワード」は、ランクトラッカーを利用しているなら、活用すべき機能です。
ぜひ、本記事で紹介した機能を使って、あなたのブログにお役立てください。